PCI EXPRESS対応 絶縁型RS-422A/485 シリアル通信 ボード COM-2PD-PE
【コンテック】
パソコンでRS-422A/485準拠のシリアル通信機能を拡張する絶縁型のPCI Expressバス対応ボードです。RS-422A/485準拠のシリアルポートを2ch搭載しています。各チャネル間およびパソコンとのバスラインを絶縁、通信ポートにサージ保護回路を内蔵することで耐ノイズ性を強化しています。各チャネル、送受信別に128byteのFIFOバッファを搭載、921,600bpsまでのボーレートに対応しています。Windows/Linuxドライバを添付、OS標準のCOMポートとして使用できます。
特長
■RS-422A/485 シリアル通信2ch、最高921,600bps に対応
RS-422A/485 準拠のシリアルポートを2ch 搭載しています。
2 - 921,600bps までのボーレートの設定が可能です。添付の「標準COMドライバソフトウェア」および「ドライバライブラリ API-PAC(W32)」を使用する場合は15 - 921,600bps までのボーレートとなります。
■添付ドライバソフトウェアによりWindows、Linux の標準COM ポートとして使用可能
Windows またはLinux でパソコン本体のCOMポートと同様に使用できるドライバソフトウェアを添付しています。Windows はOS 標準のWin32API コミュニケーション関数およびVisual Basic のMSCommに対応、Linux はOS 標準のtty ドライバの標準関数が使用できます。また、ハードウェアの動作確認や機器との通信テストが行える診断プログラムも提供しています。
■各チャネル間およびパソコン間を絶縁、すべての信号線をサージ保護
各チャネル間およびパソコン間は、電気的に絶縁しています。パソコンと外部回路間の電気的ノイズを防ぐことができ、さらにチャネル間の干渉を防げます。また、すべての信号線はサージ保護されていますので、サージによるパソコンの誤動作や破損の心配が不要です。
■最大16 枚までのボードを増設でき、COM1 - COM256 までの設定が可能
1 台のパソコンに最大16 枚までボードを実装できます。デバイスマネージャにより、COM1 - COM256 までの設定が可能です。
■各チャネルに送信128byte 受信128byte のバッファメモリを搭載
各チャネルに送信専用128byte、受信専用128byte のバッファメモリを搭載しています。
バッファメモリはFIFO 形式で、高速な通信やデータ送受信時でのCPU負荷軽減に役立ちます。FIFO 使用有無、FIFO トリガサイズを、デバイスマネージャで設定することができます。トリガサイズをシステムに応じた調整をすることで、最適なパフォーマンスを実現できます。
■RS-422A/485 制御線をソフトウェアで制御・監視が可能
RTS+, RTS-, CTS+, CTS-の制御線をソフトウェアで制御や監視が可能です。
■ドライバライブラリ API-PAC(W32)に対応
Win32API 関数(DLL)形式で当社独自で定義したローカルな関数を提供するライブラリソフトウェアです。Visual Basic やVisual C++などのWin32API 関数をサポートしている各種プログラミング言語で、CONTEC社ハードウェアの特色を活かした高速なアプリケーションソフトウェアが作成できます。
■計測システム開発用ActiveX コンポーネント集 ACX-PAC(W32)に対応
プログラム作成なしに利用できる実例集の1 つとしてRS-232C ビューワを収録しています。RS-232C ビューワを使用することにより、標準COM ポートからRS-422A/485 通信を行い、データ取得します。また、データを数値変換し、トレンドグラフで画面表示したり、通信テストでは、RS-422A/485 送受信の状態を表示することが可能です。