G9KAシリーズ　パワーリレー

【オムロン（制御機器）】

G9KAシリーズ　パワーリレー

AC800V 200A遮断と超低接触抵抗を実現した
高容量パワーリレー

• AC800V・200A遮断を実現
• 使用周囲温度は85℃を満足
• 高耐衝撃電圧（コイルと接点間）10kVを実現
• 接点間隔4.0mm以上（太陽光発電規格 VDE0126適合）
• 初期0.2mΩ以下（200A通電時）の低接触抵抗を実現

超低接触抵抗を実現した高容量パワーリレー「G9KA」

太陽光発電システムで使用されるパワーコンディショナや電源設備、関連機器の発熱によるエネルギーロスを抑え、システムの発電効率を向上させる高容量パワーリレー「G9KA」を2021年７月1日よりグローバルで発売します。業界トップクラス*1となる超低接触抵抗0.2mΩ*2により、リレーの発熱を抑制し、太陽光発電システムの発電効率を向上させることで、再生可能エネルギーの普及を促進し、脱炭素社会の実現に貢献します。

G9KAの特長

（1）業界トップクラス*1の超低接触抵抗（0.2ｍΩ）で、発熱を抑制
•リレー本体の初期接触抵抗値を0.2ｍΩ*2まで下げたことにより、従来の一般的な高容量パワーリレーと比較して、リレーの上昇温度を約30％*3抑えることができます。
•発熱対策として機器に設置されるヒートシンクなどの放熱機構を簡素化でき、部材を削減し、設計の最適化を図ることができます。そのため機器本体の小型化・軽量化に貢献します。
•リレーでの発熱を抑制することで、基板の上昇温度を低減し基板の劣化を軽減させることが可能となり、機器の長寿命化に貢献します。

（2）低い接触抵抗能力を維持
•構造・材料・製造品質を高めることにより、E-Life特性末期に至るまで、低い接触抵抗能力維持を実現しました。

（3）高容量のアプリケーションに対応
•200A（AC800V）を通電、遮断することができるため、大きな電流負荷を遮断する必要のある機器やアプリケーションに使用することが可能となります。そのため高容量の電力制御用途として主に使用されるコンタクタから置き換えることもできます。同程度の電流容量のコンタクタと比べ、部品本体の高さが1/3程度*4に抑えられているので、機器の小型化・省スペース化に貢献します。