CPU ユニット CJ2M-CPU3□(EtherNet/IP機能付き)
【オムロン(制御機器)】
2001年に登場以来、豊富な実績をもつCJ1Mがさらに進化して新登場。
CJ2M(EtherNet/IP機能付き) CPUユニット
<種類>
●CJ2M-CPU31:プログラム容量5Kステップ
●CJ2M-CPU32:プログラム容量10Kステップ
●CJ2M-CPU33:プログラム容量20Kステップ
●CJ2M-CPU34:プログラム容量30Kステップ
●CJ2M-CPU35:プログラム容量60Kステップ
<CJ2Mシリーズ特長>
・5Kstepから60Kstepまで、最適なプログラム容量で選べる、5つのバリエーション
・LD命令=40ns、SIN演算=0.86μsなど、演算基本性能の向上。また、ファンクションブロックの呼び出し時間も改善
・パルスI/Oブロックを最大2台装着でき、最大4軸の位置決め制御を簡単に実現。4点高速カウンタ、8点割り込み入力に対応。
(CJ2M CPUユニット ユニットVer.2.0以降)
・EtherNet/IPポートにより周辺ツール接続、PLC間データリンク・メッセージ通信、FTP転送などの汎用イーサネット通信が可能
(形CJ2M-CPU3□)
・USBポート標準搭載により、サポートソフトは市販USBケーブルで直接接続可能
・シリアルオプションボードの装着により、RS-232CあるいはRS-422A/485通信ポートを増設可能(形CJ2M-CPU3□)
・ファンクションブロック専用の格納エリアを用意し、ファンクションブロックを使用して部品化・構造化しても、ユーザプログラムエリアの
使用量を削減
・CJ1用ユニットがそのまま使用可能
CJ2M(EtherNet/IP機能付き) CPUユニット
仕様 | 消費電流(A) | 形式 | 海外 規格 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
入出力点数/構成 ユニット装着台数 (最大増設装置数) | プログラム 容量 | データメモリ容量 | LD 命令 処理 速度 | 内蔵 EtherNet/ IP ポート | オプション ボード スロット | 5V系 | 24V系 | ||
2560点/40台 (増設最大3装置) | 60K ステップ | 160Kワード DM:32Kワード、 EM:32Kワード×4バンク | 0.04μs | 1ポート | 1スロット | * 0.7 | - | CJ2M-CPU35 | UC1、 N、L、 CE |
30K ステップ | CJ2M-CPU34 | ||||||||
20K ステップ | 64Kワード DM:32Kワード、 EM:32Kワード×1バンク | CJ2M-CPU33 | |||||||
10K ステップ | CJ2M-CPU32 | ||||||||
5K ステップ | CJ2M-CPU31 |
*シリアルオプションボード 形CP1W-CIF01/11/12使用時は、それぞれ0.005A、0.030A、0.075A増となります。
RS-232C/RS-422A変換ユニット 形NT-AL001 使用時は 0.15A/台増となります。RS-422A 変換アダプタ 形CJ1W-CIF11 使用時は、0.04A/台増となります。
プログラマブルターミナル 形NV3W-M□20L(-V1) 使用時は、0.20A/台増となります。
CJ2M CPU ユニット
仕様 | 消費電流(A) | 形式 | 海外 規格 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
入出力点数/構成 ユニット装着台数 (最大増設装置数) | プログラム 容量 | データメモリ容量 | LD 命令 処理 速度 | 内蔵 EtherNet/ IP ポート | オプション | 5V系 | 24V系 | ||
2560点/40台 (増設最大3装置) | 60K | 160Kワード DM:32Kワード、 EM:32Kワード×4バンク | 0.04μs | - | - | * 0.5 | - | CJ2M-CPU15 | UC1、 N、L、 CE |
30K | CJ2M-CPU14 | ||||||||
20K | 64Kワード DM:32Kワード、 EM:32Kワード×1バンク | CJ2M-CPU13 | |||||||
10K | CJ2M-CPU12 | ||||||||
5K | CJ2M-CPU11 |
* RS-232C/RS-422A変換ユニット 形NT-AL001使用時は、0.15A/台増となります。RS-422A変換アダプタ 形CJ1W-CIF11使用時は、0.04A/台増となります。
プログラマブルターミナル 形NV3W-M□20L(-V1) 使用時は、0.20A/台増となります。
一般仕様
項目 | CJ2M | ||
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CPU1□ | CPU3□ | ||
構造 | 盤内内蔵型 | ||
接地方法 | D種接地(第3種接地) | ||
外形(高さx奥行x幅) | 90mm×75mm×31mm | 90mm×75mm×62mm | |
質量*1 | 130g以下 | 190g以下 *2 | |
消費電流 | DC5V 0.5A | DC5V 0.7A | |
使用環境 | 使用周囲温度 | 0~55℃ | |
使用周囲湿度 | 10~90%RH(結露しないこと) | ||
使用周囲雰囲気 | 腐食性ガスのないこと | ||
保存周囲温度 | -20~70℃(バッテリーを除く) | ||
使用標高 | 2000m以下 | ||
汚染度 | 汚染度2以下:JIS B3502、IEC61131-2に適合 | ||
耐ノイズ性 | IEC61000-4-4に準拠 2kV(電源ライン) | ||
オーバーボルテージカテゴリ | カテゴリII:JIS B3502、IEC61131-2に適合 | ||
EMCイミュニティレベル | ゾーンB | ||
耐振動 | JIS C60068-2-6に準拠 5~8.4Hz 振幅3.5mm、8.4~150Hz 加速度9.8m/s2 X、Y、Z各方向100分(掃引時間10分×掃引回数10回=合計100分) | ||
耐衝撃 | JIS C60068-2-27に準拠 147m/s2 X、Y、Z各方向3回(リレー出力ユニットは100m/s2) | ||
バッテリ | 寿命 | 5年 25℃ | |
質量 | 約10g | ||
使用形式 | 形CJ1W-BAT01 | ||
適合規格 | cULus、NK、LR、EC指令対応 |
*1. エンドカバーとバッテリの質量を含みます。
*2. シリアルオプションボードなしの状態。
タイプ | シングルタイプ | スタンダードタイプ | |
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型式 | CJ2M-CPU1□ | CJ2M-CPU3□ | |
プログラム容量 | 最大60Kステップ | ||
データメモリ容量 | 最大160Kワード | ||
入出力点数 | 2560点 | ||
基本命令実行速度(LD) | 45ns | ||
応用命令実行速度(MOV) | 120ns | ||
浮動小数点演算(SIN) | 0.86μs | ||
共通処理時間 | 160μs | 270μs | |
FBプログラムエリア | ○(20Kステップ相当) | ||
通信ポート | USB | ○(RS-232C) | オプションボード装着可 (RS-232C、RS-422A/485を選択) |
シリアル | - | ○ | |
EtherNet/IP | ○ | ○ | |
シリアルPLCリンク機能 | ○ | ○ (シリアルオプションボード装着時) | |
パルスI/Oブロック* | ○(最大2台装着可) |
*CJ2M CPUユニット Ver.2.0以降
性能仕様
項目 | CPU11/31 | CPU14/34 | ||||
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プログラム容量 | 5Kステップ | 30Kステップ | ||||
入出力点数 | 2560点 | |||||
処理 速度 | 共通処理時間 (オーバーヘッド) | 通常モード: CJ2M-CPU3□:270μs * CJ2M-CPU1□:160μs * *パルスI/Oブロックを装着した場合、10μs×装着台数が加算されます。 CJ2M-CPU3□の EtherNet/IPのタグデータリンクを使用した場合、100μs+転送CH数×1.8μsが加算されます。 | ||||
命令実行時間 | 基本命令:0.04μs〜 応用命令:0.06μs〜 | |||||
割込 | I/O割込・外部割込 | 割込タスクの起動時間:31μs サイクル実行タスクへの復帰時間:10μs | ||||
定時割込 | 最小時間間隔:0.4ms (0.1ms単位で設定) 割込タスクの起動時間:30μs サイクル実行タスクへの復帰時間:11μs | |||||
接続できるユニット数 | 1装置(CPUまたは増設)10台。 基本システム全体で40台。 | |||||
基本I/Oユニット | 制限なし ただし、割込入力ユニット(CJ1W-INT01)については最大2台まで | |||||
高機能I/Oユニット | 最大96号機(ユニットの機種および設定によって:1台あたり1〜8号機分を占有する) | |||||
CPU高機能ユニット | CJ2M-CPU3□:最大15台 CJ2M-CPU1□:最大16台 | |||||
パルスI/Oブロック | 最大2台 * *CJ2M CPUユニット ユニットVer.2.0以降のみ使用可能 | |||||
割込機能の 使用可能な位置 | CPU装置のスロット:0〜4 | |||||
増設ラック数 | 最大3 | |||||
CIO | 入出力リレー | 2560点 (160CH) 0000〜0159CH | ||||
データリンクリレー | 3200点 (200CH) 1000〜1199CH | |||||
CPU高機能ユニットリレー | 6400点(400CH) 1500〜1899CH | |||||
高機能I/Oユニットリレー | 15360点(960CH) 2000〜2959CH | |||||
パルスI/Oリレー | 入力20点、出力12点(2960〜2963CH)* *CJ2M CPUユニット ユニットVer.2.0以降でパルスI/Oブロック装着時のみ使用可能 | |||||
シリアルPLCリンクリレー | 1440点(90CH) 3100〜3189CH | |||||
DeviceNetリレー | 9600点(600CH) 3200〜3799CH | |||||
内部補助リレー | チャネルI/O(CIO )エリア | 3200点(200CH) 1300〜1499CH、37504点(2344CH) 3800〜6143CH 外部入出力はできない | ||||
Wリレー | 8192点(512CH) W000〜W511CH 外部入出力はできない | |||||
保持リレー | 8192点(512CH) H000〜H511CH プログラム上だけで使用でき、電断復帰またはモード切替時もON/OFFを保持 H512〜H1535はファンクションブロック専用リレー(FBインスタンスエリア (変数の内部割当範囲)にのみ設定することができます。) | |||||
特殊補助リレー | 読出可/書込不可:31744点(1984CH) ・7168点(448CH) A000〜A447CH ・24576点(1536CH) A10000〜A11535CH * 読出可/書込可:16384点(1024CH) A448〜A1471CH * *A960〜A1471CHとA10000〜A11535CHは、CJ2 CPUユニットに対応していないCPU高機能ユニット、高機能I/Oユニット、表示器、ソフトウェアなどからはアクセス不可。 | |||||
一時記憶リレー | 16点 TR0〜15 | |||||
タイマ | 4096点 T0000〜T4095(カウンタとは別) | |||||
カウンタ | 4096点 C0000〜C4095(タイマとは別) | |||||
データメモリ | 32Kワード * ・高機能I/Oユニット用DMエリア:D20000〜D29599(100CH×96号機) ・CPU高機能ユニット用DMエリア:D30000〜D31599(100CH×16号機) *ビットアドレス指定が可能。ただし、CJ2 CPUユニットに対応していないCPU高機能ユニット、高機能I/Oユニット、表示器、ソフトウェアなどからのビットアクセスは不可。 | |||||
拡張データメモリ | 32Kワード/1バンク×1〜最大4バンク:E00_00000〜最大E3_32767 * *ビットアドレス指定が可能。ただし、CJ2 CPUユニットに対応していないCPU高機能ユニット、高機能I/Oユニット、表示器、ソフトウェアなどからのビットアクセスは不可。 32Kワード×1バンク | |||||
強制セット/リセット 可能エリア*1 | バンク 0 | バンク 0〜3 | ||||
インデックスレジスタ | IR0〜15 レジスタ間接参照のためにI/Oメモリ実効アドレスを格納する専用レジスタ 。(タスクごとに独立/タスク間で共通を選択可能) | |||||
サイクル実行タスクフラグ | 128点 | |||||
メモリカード | 128Mバイト、256Mバイト、512Mバイト | |||||
動作モード | 「プログラムモード」:プログラムは停止状態。 実行前の準備をおこなうモード。 「モニタモード」:プログラムは実行状態。 オンラインエディット、I/Oメモリの現在値変更などの操作が可能。 「運転モード」:プログラムは実行状態。 通常の運転時に使用するモード | |||||
実行モード | 通常モード | |||||
プログラミング記述言語 | ラダーロジック(LD)、 シーケンシャル・ファンクション・チャート(SFC)、 ストラクチャード・テキスト(ST)、 インストラクション・リスト(IL) | |||||
ファンクションブロック | 定義最大数 | 256 | 2048 | |||
インスタンス最大数 | 256 | 2048 | ||||
ファンクションブロックプログラム 格納エリア容量 | 20Kステップ | |||||
タスク | タスクの種類 | サイクル実行タスク 割込タスク(電断割込タスク、定時割込タスク、I/O割込タスク、外部割込タスク、入力割込タスク *2) | ||||
タスク数 | サイクル実行タスク:128 割込タスク:256 (割込タスクを追加タスクで利用するとサイクル実行タスクとして384タスク使用可) | |||||
変数 | 変数の種類 | ローカル変数:PLCの個々のタスク内でのみ使用が可能な変数 グローバル変数:PLCの全タスクで使用が可能な変数 ネットワーク変数 (タグ ) *:設定により外部から変数の名称でCPUユニットのI/Oメモリにアクセス可能 *CJ2M-CPU3□のみ使用可能 | ||||
変数のデータ型 | BOOL(ビット) UINT(符号なし1チャネルBIN) UDINT(符号なし2チャネルBIN) ULINT(符号なし4チャネルBIN) INT(符号付き1チャネルBIN) DINT(符号付き2チャネルBIN) LINT(符号付き4チャネルBIN) UINT BCD(符号なし1チャネルBCD)*3 UDINT BCD(符号なし2チャネルBCD)*3 ULINT BCD(符号なし4チャネルBCD)*3 REAL(浮動小数点2チャネル) LREAL(浮動小数点4チャネル) CHANNEL(チャネル)*3 NUMBER(定数または番号)*3 WORD(16進1チャネル) DWORD(16進2チャネル) LWORD(16進4チャネル) STRING(文字数1~255のASCIIコード) TIMER(タイマ)*4 COUNTER(カウンタ)*4 ユーザー定義型(構造体) | |||||
変数1個の最大サイズ | 32kCH | |||||
配列型変数 | 1次元 | |||||
配列要素数 | 最大32000要素 | |||||
ネットワーク変数(タグ)登録数 *5 | 最大2000個 | |||||
ネットワーク変数(タグ)名長 *5 | 最大255バイト | |||||
ネットワーク変数(タグ)名のエンコード*5 | UTF-8 | |||||
メモリ容量 | 8000ワード(CX-Programmerにより、EMを指定することで最大32Kワード×4バンクまで可能) | |||||
サンプリング数 | 接点=31、チャネル:1CH単位=16/2CH単位=8/4CH単位=4 | |||||
サンプリング周期 | 1〜2550ms(1ms単位) | |||||
トリガ条件 | 指定接点の立上り/立下がり 指定チャネルのデータ比較 データサイズ:1CH、2CH、4CH 比較方法:=、>、≧、<、≦、≠ | |||||
ディレイ値 | -32768〜+32767ms | |||||
ファイルメモリ | メモリカード(128Mバイト、256Mバイト、512Mバイト) (オムロン製メモリカードを使用) EMファイルメモリ(EMをファイルメモリ化して使用) | |||||
ソース/コメントメモリ | FBプログラムメモリ、 コメントファイル、 プログラムインデックスファイル、 変数テーブル | 容量:1Mバイト | ||||
通信 | 通信用 | 論理ポート数 | 8ポート (SEND/RECV/CMND/PMCR/TXDU/RXDU命令で使用) | |||
論理ポート | 拡張論理ポート数 | 64ポート (SEND2/RECV2/CMND2/PMCR2命令で使用) | ||||
CIP通信 | Class3(コネクション型) | コネクション数:64 | ||||
仕様 | UCMM(非コネクション型) | 同時通信可能な最大クライアント数:32 同時通信可能な最大サーバ数:40 | ||||
ペリフェラル(USB)ポート | USB2.0準拠 Bコネクタ | |||||
伝送速度 | 最大12Mビット/s | |||||
伝送距離 | 最大5m | |||||
シリアルポート | ・CJ2M-CPU1□:インターフェース:EIA RS-232C準拠 ・CJ2M-CPU3□:デフォルトはシリアルポートなし 以下のシリアルオプションボードを増設可能。 ・RS-232Cオプションボード:CP1W-CIF01 ・RS-422A/485オプションボード:CP1W-CIF11 (非絶縁タイプ、最長伝送距離50m) ・RS-422A/485オプションボード:CP1W-CIF12 (絶縁タイプ、最長伝送距離500m) | |||||
通信方式 | 半二重 | |||||
同期方式 | 調歩同期 | |||||
伝送速度 | 0.3/0.6/1.2/2.4/4.8/9.6/19.2/38.4/57.6/115. 2(kビット/s) | |||||
伝送距離 | 最大15m | |||||
EtherNet/IPポート *6 | - | |||||
伝送仕様 | 媒体 アクセス 方式 | CSMA/CD | ||||
変調 方式 | ベースバンド | |||||
伝送路 形式 | スター型 | |||||
伝送 速度 | 100Mビット/s(100BASE-TX) | |||||
伝送 媒体 | ツイストペアケーブル(シールド付:STP):カテゴリ 5,5e | |||||
伝送 距離 | 100m ハブとノードの距離 | |||||
カスケード接続数 | スイッチングハブを使用することにより制限なし |