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技術情報

電設資材関連

知っていると役立つ”マルチメータ”のはなし 技術情報

三和電気計器株式会社 山田直樹氏

はじめに

マルチメータ =デジタル&アナログ=

マルチメータは、1台で電圧(直流・交流)、電流(直流・交流)、抵抗の5つを測ることができる最も基本の測定器です。ご家庭でも1台あれば大変便利にお使いいただけます。

はじめに

基本の測定機能

●電圧:交流/直流
   測定物の電気回路にマルチメータを並列に接続し測定する。

●電流:交流/電流
   測定物の電流回路を切断しマルチメータを直列に接続し測定する。

●抵抗:測定物に0.3V~9V位の低電圧を印加し測定物の抵抗値を測定する。
 

付加的な機能(機種によりことなります。)

特定機種では、コンデンサーの容量、周波数、温度等の測定機能がついています。

マルチメータ選定のポイント

 [デジタル式] 
●読み取り誤差がない。
●アナログ式に比べ、制度の高い測定ができる。
●アナログ式のように視差や使用者の読み取り間違いがない。
●数値が変動しやすいため、真値がわかりにくい。

 [アナログ式] 
●短い周期で変化する値の平均値を読み取りやすい。
●抵抗レンジ以外は動作電源(乾電池など)が要らない。
●視差や使用者の読み取り間違いがある。

基本測定方法

1、電圧、抵抗測定

基本測定方法

電圧測定は、測定対象に対し並列に接続し測定します。この時マルチメータの最大の定格入力電圧以上の信号を加えてはいけません。
抵抗測定は、測定対象に電圧が加わっていないことを確認してから測定します。

※抵抗サンクションは内部抵抗が低いため、測定対象からマルチメータ回路内に数十倍~数百倍の過電流が流れ込み、壊れてしまう場合があります。



2、電流測定

2、電流測定(1)

測定対象に対し直列に接続し測定します。この時マルチメータの最大定格入力電流以上の信号を加えてはいけません。

※電流ファンクションで電圧測定同様、測定対象に対し並列にマルチメータを接続すると、測定対象からマルチメータ回路内にか電流が流れ込み、壊れてしまう場合があります。



3、ダイオードテスト

3、ダイオードテスト

ダイオードのカソード側に黒のテストリード、アノード側に赤のテストリードを接続すると順方向電圧が測定できます。
逆にダイオードのアノード側に黒のテストリード、カソード側に赤のテストリードを接続すると逆方向電圧が測定でき ”OL”表示ができます。


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