もの造りサポーティングサイト FA Ubonは、スズデン株式会社が運営する通販サイトです

技術情報

FA関連

選択の自由度を広げる小型低背ノイズフィルタの提案 技術情報

cosel(コーセル)株式会社

コーセルが提案するEMCソリューションとして、「選択の自由度を広げる小型低背ノイズフィルタの提案」を紹介いたします。

選択の自由度を広げる小型低背ノイズフィルタの提案

こちらは、今回新製品として上市しましたJACシリーズの6~30Aタイプです。
小型低背の特性を生かした、取付コンパチでのお客様のシーンに合わせたノイズソリューションの提案をさせていただきます。

ノイズフィルタ新製品 JAC-06~30シリーズ

皆様はどのようなノイズでお困りでしょうか。
装置や環境によって対策の方法が変わってきますが、
本オープンセミナーでは伝道ノイズに絞りお話を進めさせてもらいます。

1、ノイズとはどんなものか

伝道ノイズの代表例としてインバータ回路を例にとってみます。
構成としては主に三相ブリッジ回路で、動作波形を見て頂くと広い周波数帯でスイッチング動作していることが分かります。
このスイッチング動作により発生するノイズ成分は主にコモンモードノイズが中心になっています。

2、インバータ伝道ノイズ

ノイズでこんな困った経験がありませんか?
①1つ前のモデルで使っていたノイズフィルタを選定して問題無いと思っていたが、ノイズレベルが大きくフィルタを変えたいが大きくなってしまう。
②余裕を持った設計をしたがあまりにもノイズマージンが大きく小さくしたいが機構設計も変更するのが大変。

3、ノイズで困ったシーン

このノイズ対策として、JACシリーズは内蔵するコモンモードノイズ対策の部品である高透磁率チョークコイル、接地コンデンサへの変更オプションをご用意しております。
また取付コンパチのTACシリーズへも容易に変更して頂けます。
これによりシーンに合わせたノイズ対策のご提案をさせていただきます。

4、ノイズソリューションのご提案

インバータ回路のノイズフィルタが無い状態は緑のレベルですが、標準品のJACシリーズを入力線に入れることで青のレベルとなります。
青のレベルよりも減衰量が必要になればオプションの「-H」を選択頂けると、外形を変えずに減衰量を増やした製品となります。

4-1、ノイズソリューション事例[1] 

JACシリーズを取付ピッチコンパチのTACシリーズに置き換えることで、減衰量を大きくすることができます。

4-2、ノイズソリューション事例[2]

シーンごとのご提案の紹介。
 シーン1:JACシリーズを選択したけどノイズレベルが気になる場合、TACシリーズに変更。
 シーン2:またTACシリーズを選択したけどノイズレベルのマージンがありすぎる場合、JACシリーズに変更。
 シーン3:TACシリーズの高さを低くしたい場合、JACシリーズのオプション「-H」に変更。
お客様の困ったに、取付穴寸法がコンパチのJACシリーズとTACシリーズだからできる、シーンに合わせた選択の自由度で問題解決にご協力いたします。

5、JACseries シーン毎のご提案例

ノイズフィルタ新商品のJACシリーズのご紹介をさせて頂きます。
JACシリーズはTACシリーズの取付ピッチコンパチで、製品の高さを20mm低くした設計をしております。
JACシリーズは、従来のTACシリーズと比べて約70%の体積で小型・軽量設計になっております。

6、JACseries特徴

小型のJACシリーズですが「-H」仕様ならTACシリーズと同等の減衰量を得られます。
JACシリーズはTACシリーズより約120g軽量化しており、Co2排出量が一台当たり1.1kg-Co2低減。

6-2、接地コンデンサ容量変更可能

オプションとして先ほど紹介しました、高透磁率チョークやDINレール仕様を用意しております。
また従来よりご好評を頂いております、プッシュダウン方式端子台・スライドカバーを標準装備。
樹脂筐体を採用することで沿面設計の緩和や密閉筐体で高密度設計を可能にしております。

6-3、オプション設定

JACシリーズにおける、ノイズソリューションのご提案のご紹介は以上となります。
今回紹介しております、JACシリーズは2014年5月から発売を開始しておりす

7、JACseries (電気仕様)

JACシリーズ以外の三相入力製品も多数取り揃えております。

8、三相ノイズフィルタ バリエーション

またコーセルのノイズフィルタは電源ライン主幹(三相600A)から直流安定化電源の出力ライン(DC1A)までラインナップしております。
お困りのことがございましたらお気軽にご相談ください。

9、ノイズフィルタ 使用例ブロック

どうぞ、お気軽にご相談ください。

どうぞ、お気軽にご相談ください。
この情報に関するお問い合わせはこちらからどうぞ
お問い合わせ